おはようございます。広報部ササPです。当ホテルの入り口移動ドアに向かって左側に、高さ約3メートルの滝が流れ落ちる庭園が完成しました。本物の石を組み上げて作られた滝と、池へと注ぐ川の景観は重厚感がありとても風情があって良いものだと改めて感じました。お客様からも多数のお褒めを頂いております。
水の音色は癒しの音色
昔から水辺は癒しの風景と言われており、水の落ちる音や水の流れる音色は癒しの音色とも表現されます。また、滝が落ちるその場所には癒しのイオンと呼ばれるマイナスイオンが発生すると言われていますので、まさに健康と癒しの温泉宿と言われる当ホテルにはうってつけの風景ではないかと思います。
贅沢に庭石を組み上げて作られた滝と川の景観は重厚感と豪華な見栄え、それでいて角の取れた庭石を使用している為に丸みを帯びており、柔らかさや優しさも同居しているなんとも言えない風情のある雰囲気を纏った景観となっています。これから春、初夏と季節が進んでゆきますが、晴れた日にはきっと最高の風景を皆様にご覧頂けるのではないかと思います。
流れの緩やかな小川をイメージ
日本の古き良き時代の田舎の風景には必ずと言って良いほど、小さな川幅で流れの緩やかな小川が登場します。例えばスタジオジブリさんのアニメなどがそのとても良い例だと思いますが、これこそ「the日本の昔の風景」と思わせてくれるような表現になっています。大きな川幅でもダメ、流れが急流でもダメ。小さな小川で緩やかな流れこそが昔の日本の景観の中になくてはならないアクセントのひとつではないかと思います。
小さな小川で緩やかな流れの中で子供達が楽しそうにはしゃいで遊んでいる、そんなイメージを持って作られた和の風景をぜひお楽しみ頂ければ何よりかなぁと思います。ただし、地下水と池の水をポンプアップして滝を流しておりますので、地下水だけであれば良いのですが水質は綺麗とは言えませんので、万が一目に入ってしまったとか口に入ってしまったという場合には念の為速やかに目を洗って頂いたりうがいなどの対処をして頂くことをお勧め致します。
滝の脇に添えられた樹木が彩りを加える
日本庭園は京都が発祥と言われています。例えば「飛び石」と言われる人が歩く部分に丸い石を配置して、その石の上を歩けるようにしたものは、京都の舞妓さんの着物が汚れないようにということと、さらに着物を着ての歩幅である為に、あまり脚を開けないことも考えて石の間を約15センチ以内としているものです。さらに水辺と陸地が別々なものとならないように、必ず陸地と水辺を繋げる為の樹木や草などを配置します。そんな様々な様式にのっとって作られるものが日本庭園と呼ばれる様式です。
日本庭園は洋式庭園とは違った趣があり、ガーデニングに代表される洋式庭園は決まった庭園様式がない為に自由に作って頂けます。そこが洋式庭園の良さのひとつです。逆に和の庭園である日本庭園は様々な様式と様式の組み合わせの上に成り立っており、「茶室」の文化が大きな影響を与えていると言われています。
どちらの庭園様式が優れているということではなく、洋風には洋風の自由度が高いという良さと華やかさがあります。日本庭園には古来から続く趣と重厚感そして風情があります。今回当ホテルはこの日本庭園様式で作って頂いておりましたので、その雰囲気を存分に味わってみて下さい。
夜には表情を変えた庭園が顔を覗かせます
元々いこいの村岩手温泉ホテルが建っている場所は、やや小高い山の上になっています。この辺りは標高の高いところへ行ってみると、美しい無数の星々が上空に広がり、特に新月の時などには美しい星空を眺められる場所でもあります。
上の写真の撮影日は月が出ておりましたので、どうしても月明かりに星の光が負けてしまい、それほど多くは見えませんが、それでもある程度は星をバックに滝の風景を撮影することができました。しかもスマートフォンでです。そしてこの滝のある位置は朝になると滝のバックが朝焼けに染まる位置でもあります。ぜひ今度は朝焼けをバックにした滝の写真を撮影してみたくなってしまうそんな場所です。ぜひ皆様も朝焼けに染まる滝、晴天の日の滝、夜の滝と撮り比べてみて下さい。
館内ロビーからも滝が見えます
これからの時期はどうしても虫が多くなってきます。その為外に出ることが苦手な方も1階ロビーからガラス越しに滝の風景をご覧頂くことができます。当ホテルのロビーは広々としているのはもちろんですが、夏でも意外と涼しくお過ごし頂けますので、ぜひロビーに設置してあるイスにお座り頂きまして、飲み物でも飲みながら癒しのお時間をお過ごし下さい。
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